Steve Jobs #ripjobs

by kymtgt on 10/7/2011
Steve Jobs

株式会社アップルの創設者の一人であり、元CEO、世界最高のプレゼンターの一人、
そして何より偉大なビジョナリーであるSteve Jobsが
2011年10月5日死去した。享年56歳。

人類は、未来を描くことができる天才の一人を失った。


彼が世の中に生み出したMacという製品は、
単なる私たちのクリエイティビティを助けるためのツールではなく
私たちのクリエイティビティを駆り立てるものとして
世界中の多くの一般人が憧れ、夢を見させられた。
そのコンピューターに触れると、麻薬のように、
自分がかっこ良くなったような気分になったり、
「なんかもう何でも作れるよ俺」みたいな気分にさせられ
次々に「アップル信者」と呼ばれる人間が誕生していった。

言わずもがな、僕もその一人である。

多くの人が彼と彼の製品にいろいろなものを与えられたと思うが
僕が彼から受け取った最も大きなものは、
「ビジョンを持つ」という姿勢だと思う。

製品へのこだわり、という点では、もちろん日本のメーカーも負けていない。
しかし、そのこだわりの方向性に少しズレがある。

それは、この製品によって創り出される世界が描けているかどうか。

ウォークマンなんかには、そういうビジョンがあったんじゃないだろうか。

いつからか日本のメーカーにはビジョンが欠けて
1mm薄くするとか、この部品がどうだとか、
そういったことにばかり注力されていることに気がついた。
「開発者秘話」みたいな美徳。

もちろんそれが悪いわけではないし、
高度経済成長を支えてきたのはそういった日本人の性格だと思っている。

ところが、世の中の需要が飽和に近づく中で
他社との差別化がそのような視点でしかできなかった日本メーカーに対し
アップルは明確な「ビジョン」を持ったプロダクトを投じてきたわけで、
そこには圧倒的な差が生まれた。

日本のメーカーがこれに対抗したのは
「もっと軽い」「もっと薄い」「小さい」「おサイフ」「赤外線」。
ビジョンに対して、技術力で対抗してきた感じだが
結局のところソフトで勝ち目がないので、結果は惨敗である。

「ビジョン」という少しバクッとした表現ではあるが
つまりそういうこと。

オバマ米大統領も言ってたことだが、
Steve Jobsの生み出した素晴らしいプロダクトの一つであるiPhoneで彼の死を知り
同じくMacBookを使ってこの記事を書いている。
このような世界を創り上げたこと自体が、彼の功績であり作品である。

会ったことのないオジサンには違いないが、
おそらく自分の社長が死んだときより悲しんでいる。
そんな日本人はたくさんいそうだ。

ちなみに彼は仏教徒だったそうなので、あえてこの言葉で。
ご冥福をお祈りします。

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