Archive of published posts on 12月, 2016

Back home

2016年二大アニメ作品を観て

12/12/2016

via Makuake

もちろん、ひとつは「君の名は。」です。

言うまでもなく歴史的大ヒット、名作です。
もうひとつは、能年玲奈さん改め のん さんが主演、事務所騒動でいろいろ大変そうな「この世界の片隅に」。

このふたつの作品を比較すると
二つはファンタジーと史実ベース、めっちゃ今っぽいアニメとめっちゃ古き良き伝統の宮崎アニメって感じの対照的な日本アニメだったなぁと思いました。

ところで、

「君の名は。」は、もちろんとても面白かったし、エンタメ映画として非常に良くできた作品だし、みんな黙って映画館に観に行ったらよいと思うんですが、いろんなアニメファンが歴代一位に挙げたりジブリ越えしたりするほど、自分はのめり込めてないわけですね。

なぜか。

ひとつには新海誠作品が以前からそんなに好きじゃないということがあります。その先入観でフィルターされたまま観てしまったのは良くなかったかもしれない。

じゃあなんでそんな好きじゃないかというと、ファンタジーの主役の男に対してイライラするからなんですね。

「言の葉の庭」の主人公に嫉妬を感じてイライラしてしまったんですよね。

「なぜその男は自分ではないのか」「なぜ自分がこの主人公ではないのか」というイライラです。
あとはRADWIMPSが過ぎましたよね。別に嫌いなわけじゃないんですが、あまりにも音楽の印象が強過ぎた。全然強すぎた。全然前世すぎた。

あれ俺ファンタジーがだめなのかな?とも思いました。
リアルな世界、生活に対するファンタジーの乗っかり方もなんかアニメなんだからいいんだけどリアリティが気になったというか。

でも細田監督作品とか大好きですからね。
何がその差なのか。

世界は大変なことになってるけどそのことについては描かないで二人の物語に終始する、まさにセカイ系。
主人公は何もしてないし、ただ奇跡的にそこにいるだけだし。
セカイ系突き通すならそれでいいと思うんですが
そこに中途半端に周りを巻き込んだ感じが、ダメなのかもなぁ。

さてわたし、昔から家族ものには弱いと思ってましたが(それこそ細田作品)
加えて共感型の人間なんだというのがよくわかりました。

その点、「この世界の片隅に」は、共感・没入して、とても入り込めて、ボロボロ泣きました。

ちゃんと戦争だし、広島だし、原爆落ちるし。そんな史実に則った家族の物語。

嘘のない感じとか自然体な感じとかがよかった。
コトリンゴの音楽もめちゃくちゃハマってたし、のん の声もハマりすぎて引き込まれていきました。

日常を一瞬でぶっ壊す戦争の不条理さと、それでも生きる人たち、それでも笑う家族の強さ。

エンタメ性としては「君の名は。」の方が断然高いですが、この映画こそ全国・世界で上映されて、多くの人に観て欲しい映画だなと思いました。

余談ですが、入れ替わる系漫画でたまたま読んだ「思春期ビターチェンジ」という漫画が
ファンタジーだけどリアリティあって好きです。

No Comments